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インターンシップ活動状況(その4)
インターンシップ
インターンシップに参加いただいている体験実習生に、植物の調達から維持管理までを管理するシステムの開発を体験していただきました。
①植物管理の課題認識
GREEN×EXPO2027では、会場内に植栽される目的で、非常に多くの花苗が短期間に運び込まれることから、何も対策を講じないと会場内倉庫での管理がうまくいかず混乱が起こることが想定されます。その解決のため、植物管理をシステム化することで、これまでの園芸イベントでスタッフが行っていた植物の確認作業や入力作業を可能な限り減らし、業務効率化が重要なことを確認してもらいました。

②植物管理の工程作成
システム化の事前作業として、システムの目的と機能を明確にする要件定義が必要です。そこで、体験実習生には、新しく導入しようと考えているシステムを用いた業務プロセスがどのようになるのか、一連の植物管理の工程をBPMN(ビジネスプロセスモデリング表記法)というビジネスプロセスの全体像を可視化するための図を作成してもらいました。

③農林水産省大臣官房 デジタル推進戦略グループに相談
通常このようなシステムを開発する場合、多額の費用と時間がかかりますが、植物部では予算無しで職員のアイデアと努力でシステム開発に取り組んでいます。しかしながら、システム開発の専門家ではない職員だけでは限界があるため、農林水産省大臣官房デジタル戦略グループのご支援を受けて対応しています。
今回、植物部職員の農林水産省訪問に体験実習生も同行し、GREEN×EXPOで使用する在庫管理システムの試用版開発について、デジタル戦略グループの担当官にアドバイスをいただきました。

④最後に…(体験実習生のご感想)
BPMNの作成を体験させてもらいました。大学の授業で取り扱うアルゴリズムを学ぶときに使うようなグラフを業務効率化にも応用できることがわかりました。また、農林水産省に訪れ、デジタル戦略グループからシステムの解説も聞かせてもらいました。ここでのシステムやBPMNの作成はプログラミングコードをあまり打つ必要がなく、ローコードで開発できます。私が大学で学んでいるプログラミングでのシステム開発とはまた違った方法があることを学びました。大学では学ばないようなものをたくさん知れてとても面白かったです。